日本人の味覚崩壊とアレルギー

食と農

最近は「世界の和食ブーム」とかでネット情報をよく見かけます。寿司とかとんかつとかラーメンとか。(ラーメンって和食なのか?) まあ、そこは無視して、外国人観光客が本当に日本の食べ物がおいしいと思ったとしたら、それは「頭がおかしい」もとい「味覚がおかしい」証拠です。

アメリカではアミノ酸調味料(グルタミン酸ナトリウム)への批判の声があって、知識人はアミノ酸の調味料を避けると聞きます。逆に日本では、加工品の裏を見たとき、「たんぱく加水分解物、酵母エキス、調味料(アミノ酸等)」のどれかが、ほぼ100%使われています。買い物に行ったとき、ぜひ裏を見てください。

「食品添加物」か「食品」かの区別は面倒なので避けますが、3つとも食べた人に「美味しい」と錯覚させる調味料です。私は、これらを全部避けることができないので、「たんぱく加水分解物」だけは避けるようにしています。これは植物性・動物性のたんぱく質を分解してアミノ酸にする技術なんですが、分解するときにさまざまな不純物が混じるらしく、それって農薬も混じってるよね、と考えているからです。
※少し前は、中国で女性の髪の毛を加水分解していると騒ぎになったこともありますが、さすがに真偽は不明です。

グルタミン酸ナトリウムは味の素とかハイミーの商品名で売られています。酵母エキスは、酵母を培養してうまみ成分を抽出しているので、どちらも「培養して造っている」ものです。なので、たんぱく加水分解物よりは多少マシかなぐらいの感覚です。

子供のころ、「アミノ酸を食べると頭が良くなる」と評判だったので、私の親世代は好んで味の素やハイミーを使っていました。なので、私は基本的に化学調味料が「悪」だとは思ってないんですね。ただ、ひとつだけ問題があって、頭を悩ませています。

それは、「味覚が麻痺する」というリスクです。

なんでも美味しくさせてしまう化学調味料。つまり、食べたときに「美味しい」という電気信号を脳に送ってくれるので、どんなにまずい材料でも美味しく感じてしまうんですね。すると、農薬などの「毒成分」が多く入った食品が、判別できずに胃袋に入ってしまうんです。1食1食には微量で問題ない農薬だとしても、毎日3食続けていれば、やがて身体の不調になって現れてきます。

私は、アレルギーの原因を農薬だと思っています。残念ながら、いまの日本では「アレルギーの原因になっている食材」として小麦や大豆、卵などが挙げられています。私は、これらの「アレルゲン」とされる食材がどうやって栽培されているのか知っていますから、「みんな知らないんだよなあ」とため息をついているわけですね。

ちなみに、無肥料・無農薬の小麦を食べてもアレルギーは出ないし、無肥料・無農薬のスイカを食べてもアレルギーは出ません。食のバックヤードは、けっこう闇が深いので、気になる方は「Halu農法基礎講座」にご参加ください。お待ちしています。

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