千葉県香取市・神崎町で完全な無肥料・無農薬のお米、大豆、小麦、雑穀を育てている和醸岩本園(代表 岩本喜裕さん=写真左=)から、貴重な穀物を分けていただいています。私自身は、農業としては野菜づくり専門(得意な作物はスイカと大根、小松菜)です。穀類を育てたいという気持ちはありますが、身体ひとつでなんでもかんでも、というわけにはいきません。とはいえ、穀類の中でもお米は、日本人の主食であり、ココロそのものだと思っています。なので、「本物」を食べたいし、子や孫に食べてもらいたいのです。
あと30年も時間の余裕があれば、自分でお米を育てるガッツがあったかもしれませんが、それよりも、私より情熱的に、すでに取り組んでいる方から分けていただくほうが、安心ですし、確実です。今年の猛暑や水不足のなかでも、岩本さんの育てるお米は順調とのこと。とてもほっとしています。
昨年から日本では「令和の米騒動」とか言われる米不足と価格高騰に見舞われて、一般消費者の多くが驚いたことでしょう。しかし、農業の現場にいた私たちは、3年以上前から「お米がない」という情報を耳にしていました。理由ははっきりしています。農家の高齢化と離農です。作り手がいなければ、減るのは道理です。
さて、戦後1960年代なかばに1,600万人いた農業人口は、まもなく100万人を割ってしまう勢いです。そんな流れの中で日本政府は「お米の増産」を掲げていますが、しばらく(数年から10年間ぐらい)は、かなり深刻な混乱が続くでしょう。仮に新規就農者がたくさんいたとしても、技術を身につけるまで時間がかかります。それに気候変動は半端ではないので、ベテランでさえ頭を抱えているのが農の現場ですから。
しかも、もっとも深刻な問題は、現代の農業技術は「肥料、農薬、遺伝子組み換え」に支えられているという点です。さらに「多種多様な食品添加物」の存在も見逃せません。ところが、米騒動のニュースは連日報道されてはいますが、アレルギーやさまざまな病気の原因である農作物や食品添加物の安全性については、何ひとつ報道されないままです。不妊は増え、妊娠しても流産・死産が増えている。現場界隈(母子保健の専門職)からここ数年、よく耳にします。
いま、食の問題は複雑です。たんに生産量が減っているという視点だけでは、どうにも解決できません。そこで問題を整理して考えてみると、ひとつの道が見えてきます。
1. 肥料・農薬を使わない農業技術
2. 主食の穀類や野菜を大量生産できる技術
これしかありません。技術的には、すでに完成しています。しかし、いまの社会は、「肥料と農薬ありき」で、利権も絡んできますから、大きな方向転換はできないのです。
とすると、私たちはどう行動していくのか。かれこれ10年近くも悩んで、試行錯誤を繰り返して、たどり着いた結論は、同じ考えを持つ人たちと手をつなぐこと。ただそれだけでした。とくに、無肥料・無農薬で農作物を育てる技術を持つ人たちとつながることです。今回ご紹介している岩本さんは、主食であるお米づくりの大ベテランです。そして、ベテランの背中を追いかけて、少しでも自分たちで食べ物を育てていこうという仲間を増やしていくこと。私はいま、そこに全力を注いでいます。
今年、岩本さんのお米を分けていただくことになり、早割予約販売を始めました。農業のあらゆる資材、人件費、燃料費が高騰しているなか、仕入れ価格も高騰していますが、赤字覚悟の価格設定で募集しています(数量限定販売ですが)。
これから深刻な食料不足の時代に突入すると私は見ています。貧すれば鈍すと言われますが、お腹がすいたからといって、なんでも良いということはないと思います。まだ幼い子供がいる家庭には、とくに安全で本当に美味しいお米を食べていただきたいと願っています。下にリンクを貼りますが、他の通販サイトもご覧いただき、ココロから「これが良い」と思うお米をぜひ探してみてください。命がかかっています。
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