最初の投稿を何にするか悩んでいましたが、やはり「サバイバル」かと思いました。そもそもHalu農法の研究を始めようと思った動機は、食料自給率の低い日本が生き残るためには、無肥料・無農薬栽培を実現するしかないと思ったことでした。ここ数年、とくにコロナパンデミックが始まったころから、いわゆる「食料危機」が現実のものになってきたと感じています。
まだ日本人の多くは、それほど厳しい危機感は持っていないのかもしれません。しかし、そろそろ「やばいかも」と気づく人は徐々に増えてきていると思います。(そうでもない?)
結論から書くと、いま準備を始めている人は何とか生き残ることはできるし、豊かな暮らしを復活させることができるはずです。なぜなら、私や仲間たちは、食べ物の手当てはすっかり済んでいますから、間違っても飢える心配がないからです。飢えないとなれば、人間は何とでもなります。あと、どれだけ早く豊かな生活を復活させられるかは、「どれだけ多くの食べ物を作れるか」にかかっていると思います。
従来の肥料・農薬ありきの栽培では難しいと思いますが、完全無肥料・無農薬なら、世界中の人が求めていますから、世界中の富裕層がこぞって買いにくるでしょう。
さて、このブログでしか書かないし、書けないことを書きましょう。
もし今から農業の世界に入ろうとするなら、肥料・農薬を使う栽培や、農薬は使わないけれど肥料は使う栽培、どちらも選ばないことをお勧めします。その理由は、「肥料の使い方」が激ムズ(めちゃくちゃ難しいという意味のおやじ語)だからです。「土壌分析」だかなんだか(それらしいこと)をして、肥料成分の〇〇や△△が足りないので土に補いましょうと言ってきます。さらに、どうやっても害虫が発生するので、××農薬を使いましょうと言ってきます。農薬を使わない場合は「手で虫をつぶしましょう」と言ってきます。
私はそういうことが煩わしいと思う性格なので、「種を播くだけ」「苗を植えるだけ」に徹底しています。そもそも肥料や農薬はどんどん値上がりしているし、数量も少なくなることは目に見えています。いまから肥料・農薬を使う栽培方法は(資金的に)かなりハードルが高くなるでしょう。もちろん、Halu農法のように肥料・農薬を一切使わないほうが簡単というわけではありません。自然を理解する目を養うことが必須ですし、農場にいる虫や動物たちと仲良くならなければいけません。しかし、どちらが面白いかと問われれば、私たちのHalu農法が面白いことは請け合います。
また、SNSでは、食糧危機に対して「備蓄で乗り切ろう」という趣旨の情報がよく見られますが、備蓄の方向性は厳しいと感じています。例えば3年分とか5年分とか備蓄している人がいますけれど、備蓄が切れたときに自分はどうするのかまで考えている人がいません。それよりも、備蓄する必要がないくらい、自分や仲間と食べ物をつくればよいと私は考えています。
あとは行動ですね。無肥料・無農薬を実践している農家やグループを探して、ぜひ飛び込んでください。いまならまだ間に合います。食べ物がなくなってきた、と世間にわかるぐらいになったら手遅れでしょう。その時から受け入れ先を探しても、空きがない状況になるからです。いま2025年の2月3日の立春を迎えました。猶予はそうないと感じています。
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