大根おろしは「辛いもの」だと思っていませんか?
でも実は、大根は辛くない食べ物なのです。
「大根の下の部分は辛い」「辛さは品種や鮮度の問題」——そんな常識が日本中に広がっていますが、今回紹介する方法を知れば、どんな大根でも甘く食べられます。
大根おろしが辛いのは当たり前?実は違いました
ネット検索してもほとんど書かれていませんが、大根の辛みには理由があります。
一般には「大根には辛みがある」「下の部分ほど辛い」と言われています。
しかし、この常識には大きな誤解がありました。
辛み成分「イソチオシアネート」とは?
大根の辛さは、イソチオシアネートという成分が原因です。
これはワサビや辛子にも含まれている天然成分で、植物が外敵から身を守るためにつくる防御物質と言われています。
つまり——
辛くする必要があるのは「外側」だけ。
大根の皮はどこまで?実は外側5mm全部が皮だった
一般的に「皮」と言われる部分は表面だけだと思われていますが、実は外側5mm程度の層すべてが皮であることがわかりました。
写真を見ると分かるように、この部分は手でもむけるほど層になっています。
そして驚くべきことに、
辛み成分はほぼこの5mmに集中していたのです。
結論|外側5mmを剥けば、大根おろしは辛くない
つまり、どの部分でも、どの大根でも、外側5mmを厚めに剥いてすりおろせば、まったく辛くないということ。
一般に「大根の下が辛い」と言われていますが、その部分でも同様に、皮を厚く剥けば甘くなることが確認できました。
子どもが見つけた真実|「わかおろし」誕生秘話
この発見をしたのは、12人いる孫の筆頭孫娘、わかこ(9歳)です。
Halu農園で生野菜を食べて育った孫たちは、収穫した大根を洗って丸かじりするのが日常。
そんな中、ある日、わかこが言いました。
「おじいちゃん、大根って、外は辛いけど、中は辛くないよ?」
試してみると、本当にその通り。
以来、5mm皮を剥いてすりおろしたものを、我が家では「わかおろし」と名付けました。
辛いのが好きな人へ|味調整のコツ
- 辛くしたい → 皮を残す/下部分を使う/時間を置く
- 甘くしたい → 皮を厚く剥く/すぐ食べる
これで「辛さは選べる時代」になりました。
まとめ|大根おろしは工夫しだいで味が変わる
✔ 辛いのは外側5mmだけ
✔ 厚めに皮を剥けば甘くなる
✔ どの大根にも応用できる法則
大根おろしの辛さで悩んだことがあるなら、ぜひ一度試してみてください。
その味の変化にきっと驚くはずです。
「わかおろし」──小さな発見のお話でした。
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