コロナパンデミックが始まって以来、世間に「陰謀論(いんぼうろん)」という言葉が流行りました。私は陰謀論という以前に、「陰謀」という言葉が大好きなんです。もともと好奇心がいっぱいなので、新聞記者の仕事も楽しくこなしていました。
(体力的にはきつかったんですが。1日2時間半しか寝られなかったり)
それは置いといて。目に見えないこと。ヒトが隠したがっていること。知りたいと思いませんか? むかし、「家政婦は見た」というテレビドラマが流行ったこともありますよね。今回は、ひとつ記憶の引き出しから面白いデータを引っ張り出してみます。大昔、政治記者だったときの話です。
世間では政治不信とか、政治家は汚いとか、政治家は信用できないとか、いろいろ批判の声をチマタでも耳にします。まあ、それも仕方がないとは思います。私が国会周辺の取材をしているときに「なんだかなぁ」と感じたのは、重要法案を通すときの「強行採決」の裏舞台を見たときです。テレビ越しだと自民党議員が強硬に法案を通して「ケシカラン」と思うわけですが、実は与野党全員、シナリオ通りに動いていたんです。だれが、どこで、何を発言する。全部シナリオ通りです。
無理からぬところがあって、日本は大きな国ですから、意見の違う議員の不毛な議論を重ねて、行き当たりばったりで政策を決めるわけにはいかないんですね。ある程度「平均的な意見をまとめたら、こんな政策になるよね」というラインをあらかじめ出しておいて、あとは「政治芝居」を打って、当初計画を進めていく。それが政治家と官僚の仕事であるわけですね。
実は、世界の「陰謀論」も同じ構造だと私は認識しています。
もう50年前になりますが、日本でも「ユダヤ陰謀論」が盛んに論じられていました。というか、陰謀というより「多国籍企業が世界を牛耳っている」という話と、その企業体がユダヤ系である、という趣旨の話だったので、反対側から見れば「ユダヤ人が頭が良く、同胞の結束力が強いだけだよね」という話でもあるんですね。
何が言いたいのかというと、私は父親の影響で、高校生ぐらいからその方面の本をたくさん読ませられた時期があり、大学の卒業論文のテーマなんて「ユダヤ人と国際政治」でしたから、いま話題になっている「陰謀論」は懐かしい昔話ぐらいの感覚なんですね。で、結論から言うと、「陰謀論は茶飲み話としては面白いけれど、実際の世界はそれどころではないと思うよ」ということなんです。
ぶっちゃけた話でいえば、いまの世界経済や国の仕組みを作ってきた、いわゆる「支配層」とか「権力者」たちも困り果てているのだと思います。それは、世界的な気候変動と環境破壊です。これがどれほど深刻なのかというと、「食料が思ったほど収穫できない」という現実です。また、農業には欠かせない「昆虫」が、世界的に激減しているという専門家の研究報告があり、私は背筋が凍り付くほど驚きました。
おそらく、このことは「あえて、世界中で話題にさせない」ような力が働いているように見えます。とくにマスメディアの恐ろしいところは、「重要なテーマは発信しない(あえて無視する)」ことと、「世間の目を誘導するために特定の情報を発信する」ことを2大原則にしている業界である、ということです。業界で働いていた私の実感です。(まあ、スポンサーありきの業界だということですね)
そして彼らの目指すゴールとはどこなのかというと、人間の数を思いっきり減らして、環境を元に戻すところだと解釈しています。もちろん、爆弾で瞬時に無理やり減らすのではなく、物価高にして食料を買い控えさせたり、免疫機能を失うような生活習慣に誘導したり。
となると、焦点はどこに絞ればよいのか?
正しい答えはありません。自分で答えを決めるしかありません。ただし、答えを見つけるためにどこに目をつけるのかはガイドすることができます。
1. 政府(国)を信用して任せる。Yes or No?
2. 食べ物を自分で確保する。Yes or No?
3. いまの子供たち、そしてこれから生まれる子供たちの人生に責任を持つ。Yes or No?
4. いままでの人生を続けていて幸せだ。Yes or No?
5. 未知のことにチャレンジする勇気が自分にある。Yes or No?
Yes No どちらもあると思いますが、この視点ですべての情報を見ていると、その背後に何があるのかは見えてくるはずです。誘導しようとしているのか。あるいは、背後に隠れていた実態なのか。または隠そうとしているのか。そのうえで自分の進むべき道を選び、歩くことをお勧めします。
ちなみに、1.→NO、2.→Yes、3.→Yes、4.→No、5.→Yesだった人は、私たちの仲間になって新しい世界を創っていくことに向いているかもしれません。
コメント